5世紀前半
大阪府藤井寺市沢田4
形 状:前方後円墳
規 模:墳丘長290m、高さ26.2m
被 葬 者:仲姫命(宮内庁治定)
出 土 品:埴輪・勾玉
史跡指定:宮内庁治定「仲津山陵」
特記事項:全国第9位の規模
※2016.10.29撮影
◆大阪高低差学会 2016 秋のフィールドワーク「道明寺」
実際の被葬者は明らかでないが、宮内庁により「仲津山陵(なかつやまのみささぎ)」として第15代応神天皇皇后の仲姫命の陵に治定されている。
■鍋塚古墳(なべづかこふん)
5世紀
大阪府藤井寺市沢田
形 状:方墳
規 模:辺50m
出 土 品:形象埴輪
史跡指定:国の史跡
仲津山古墳(伝仲姫命陵)の後円部に近接して築造された、一辺50メートル、高さ7メートルの方墳であり、濠があった可能性がある。内部構造は明らかでないが葺石と埴輪列が確認されている。円筒埴輪の他、家、盾、靫、蓋(きぬがさ)形の形象埴輪が用いられている。円筒埴輪には黒斑を有し、類似の埴輪が出土している仲津山古墳との関係がうかがえる。1956年に国の史跡に指定された。なお、2001年に史跡の追加・統合指定が行われ、本古墳を含む14基の古墳が「古市古墳群」の名称であらためて国の史跡に指定されている。