2011年10月27日木曜日

森合資会社事務所、森合資会社店蔵、森家住宅石蔵(旧穀蔵)-群馬県桐生市(2010.12.30)

■森合資会社事務所、森合資会社店蔵、森家住宅石蔵(旧穀蔵)
大正 3(1914)年
群馬県桐生市本町1-3-11
木造平屋建、瓦葺
国登録有形文化財
※2010.12.30撮影

森合資会社は明治37(1904)年の創業。事務所は大正3(1914)年の建築であり、外観は白磁タイル張の擬洋風建造物です。大正3年以前に建てられた隣接する店蔵とともに和洋が一体となっており、一部の建具等に改変が見られるが、大正期の創建当初の商店建築として価値が高い。石蔵は大正3年に森家の穀蔵として建築されたもの。石造であるが外装は漆喰塗りで土蔵風に仕上げてある。石材は薮塚産の溶結凝灰岩を使用。大谷石でなく、溶結凝灰岩を使用した建築は類例が少ない。本町通りに面した外観は大正期の雰囲気をよく伝え、歴史的町並みを形成する景観要素として価値が高い。また、事務所は創建当時の姿のまま現在でも事務所として活用されている。