2012年11月26日月曜日

伊丹三軒寺公園~東商店街近辺の町並み-兵庫県伊丹市(2012.11.25)

■伊丹三軒寺公園~東商店街近辺の町並み
※2012.11.25撮影




元禄7年伊丹郷町絵図・伊丹博物館所蔵


















■法巌寺(迎接山昆陽院)※通称⇒楠木寺(くすのきでら)
大永2(1522)年
兵庫県伊丹市中央2-6-16
http://www5b.biglobe.ne.jp/~hoganji/index.htm
奈良時代に僧行基(668~749)によって、現在の伊丹市昆陽(こや)に建立されたと伝えられている。大永2(1522)年に鎮蓮社(ちんれんじゃ)西譽(さいよ)上人によって昆陽から現在地に移された。現在地に移転してより二度火災にあい焼失したが、第八世潅譽(かんよ)上人の時、貞享5(1688)年、本堂庫裏など伽藍が整備された。このときの伽藍がその後修理を施されながら平成7年まで約300年間維持されてきた。

■正善寺
天正17(1589)年
兵庫県伊丹市中央2-8-30
創建は「有岡庄年代秘記」(京都大学文学部蔵)によると、天正17(1589)年とある。元禄・享保年間に全国浄土宗寺院の沿革を調査記録した「蓮門精舎旧詞」(知恩院蔵)によっても、天正年間となっている。法巌寺が編集した「法巌寺誌」によると、法巌寺六世心誉上人が寛永10(1633)年に引退し、東隣に正善寺を開創して同20年寂となっている。これには約45年の年代差があり、また寺伝には心誉上人は寛永10年には既に死去となっており、いずれが正しいかは不明。阪神淡路大震災で取り壊された本堂は、享保9(1724)年に再建されたとの記録がある。これは元禄15(1702)年の伊丹の大火により炎上し再建されたようである。現在の本堂は、平成8(1996)年に鉄筋コンクリート造り二階建てで再建された。

■大蓮寺
天正15(1587)年
兵庫県伊丹市中央2-8-24
寺伝によると、天正15(1587)年専蓮社岌念把公上人大和尚の開山といわれている。旧本堂は元禄12(1699)年大火により全焼し、その後再建されたもので、明治10(1877)年本堂と庫裏が改築され、現本堂は昭和62(1987)年改築されて屋根が寄棟から入母屋になった。阪神淡路大震災では本堂が傾いたが、現在は復旧している。