2012年12月16日日曜日

有岡城跡(ありおかじょうせき)-兵庫県伊丹市(2012.12.15)

■有岡城跡(ありおかじょうせき)
天正2(1574)年
兵庫県伊丹市伊丹1※2012.12.15撮影

戦国時代末期の天正2(1574)年、武将・荒木村重が伊丹氏に替わって伊丹城の領主となり、大改築を施したのが有岡城。侍屋敷、町屋を堀と土塁で囲んだ惣構え(そうがまえ)の城(東西0.8キロ、南北1.7キロ)で、難攻不落の名城とうたわれました。しかし、村重が主君の織田信長に背き大軍に攻められて、天正7(1579)年に落城、その後、廃城となりました。昭和54年(同63年に追加指定)に国指定史跡となり、公園として整備されています。史跡整備に伴って築かれた石垣の上には、発掘調査で見つかった本丸に関係する礎石建物跡と二つの井戸跡を復元して位置を表示しています。さらに、本丸跡西側の土塁と自然石をそのまま積んだ野面(のづら)積みの石垣が保存され、当時の姿をしのばせています。