2012年8月19日日曜日

末刀岩上神社(まといわがみじんじゃ)-京都府京都市左京区(2012.08.12)

◆京都の住民がガイドする京都のまち歩きイベント「まいまい京都」さん
2012年08月12日(日) 09:00~11:00
【松ヶ崎】 京都盆地の北端をいく!“妙・法”に護られた神仏の里へ
~磐座、滝場、峠…、聖俗の境界を歩く~
   
【コースルート】
地下鉄「松ヶ崎」⇒五山送り火「妙」⇒末刀岩上神社⇒桜井水⇒狐坂⇒新宮神社⇒せせらぎ通り⇒松ヶ崎廃寺跡⇒七面祠(日輪滝、月輪滝)⇒涌泉寺⇒五山送り火「法」⇒白雲稲荷神社⇒松ヶ崎大黒天⇒松ヶ崎城跡(中世城郭)⇒叡山電鉄「修学院」


■末刀岩上神社(まといわがみじんじゃ)
京都府京都市左京区松ヶ崎林山30
※2012.08.12撮影

狐坂・宝ヶ池へ至る林山の西麓に西面して鎮座。社殿を設けず「天然の岩」を神石とするところからその名がつけられた。当地域には露出した岩の山肌が多く、松樹茂る所であり古くから清浄の地として知られるが、当社も林山を背景とした古代祭祀の磐座信仰の地であったと推定される。神石は昔、兵庫の海中で霊光を発していたものを得て勧請したと伝え、古くから漁猟・牛馬の神として信仰されていた(京都府愛宕郡村志)。境内には寛政一〇年(一七九八)銘の石灯籠や大正二年(一九一三)銘の「式内末刀岩上神社」碑文が残されているが、末刀が松の字に通じるところから「延喜式」神名帳にみえる末刀神社を併称するようになったものである。しかし当社を式内社末刀神社とみなす確たる裏付けはない。