2014年3月27日木曜日

料亭・か茂免(旧中井己次郎邸)-愛知県名古屋市東区(2008.02.24)

■料亭・か茂免(旧中井己次郎邸)
大正 8(1919)年 本館・洋館 - 数寄屋造り※蔵の根太に記載
昭和 3(1928)年 河豚・鶏の水炊き専門店として中区島田町に創業
昭和10(1935)年 中区園井町へ移転
昭和20(1945)年 戦災
昭和23(1948)年 東区白壁町(現在の白壁)にて営業再開、現在に至る 
昭和25(1950)年 旧館 - 数寄屋造り
昭和30(1955)年 別館 - 数寄屋造り
昭和41(1966)年 新館 - 数寄屋造り
愛知県名古屋市東区白壁4-85
052-931-8506
http://www.ka-mo-me.com/
※2008.02.24撮影(外観のみ撮影)

料亭か茂免は、尾張徳川家中級武士の「安藤十次郎」邸の跡地700坪(約2300m2)に主に所在する。建物は京都の紙問屋「中井巳次郎」の名古屋別邸として大正時代に建築された。太平洋戦争の戦前・中にはかつての宮家である「東久邇稔彦(ひがしくにのみや・なるひこ)」が歩兵第五旅団長宿舎として3年半、「賀陽宮恒憲(かやのみや・つねのり)」が留守第三師団長として半年、邸宅として利用した。その際に隣地の300坪(約1000m2)を購入して防空壕を造成しており、敷地は現在の1000坪(約3300m2)となっている。