■JR九州「門司港駅」(旧鉄道院「門司駅」)
大正3(1914)年
福岡県北九州市門司区西海岸1-5-31
鉄道院九州鉄道管理局工務課/菱川組
木造2階建て、銅板葺
※2009.03.21撮影
■帰り水と洗面所
戦時中、戦地に向かう兵隊が日本の名残に水を飲み、戦後、復員軍人や引揚者の人たちが帰国できた喜びをかみしめながら水を飲んだということからこの名で呼ばれるようになった。大理石とタイル貼りのこの洗面所は汽車の乗り換えの時にすすけた顔や手を洗って見づくろいするためにつくられたもので、流し台が低いのは足を洗いやすくするためとも言われており当時の生活風習がしのばれる。