※2009.03.21撮影
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雨に洗われた
カフェー街
門司市内本町に遊廓が開かれたのは、日清戦争の翌年にあたる明治28年。元の海岸線に近い埋立地で塩田の跡だったことから「塩竃遊廓」と名付けられ、のちに「馬場遊廓」と呼ばれるようになった。写真を見ると入り口にアーチ型の大門が建ち「門司遊廓」「贈キリンビール」といった文字が見える。通りの中央には桜並木があり、左右に整然と妓楼が並んでいる。遊廓の裏手には常設の芝居小屋もあったという。日露戦争を経て、門司港は軍需貿易港としての重要性を増していき、遊廓の他「錦町」「西町」の花柳界も盛んになっていった。「全国遊廓案内」によれば、昭和初年、馬場遊廓には妓楼15軒、娼妓150人。戦災でいったん全焼したが再興し、昭和30年発行の『全国女性街ガイド』によれば戦後は18軒に67人。駅に近い「新町」にも6軒の赤線の店があったという。-『赤線街を歩く2』木村聡著- P44・P45「門司」より