2013年7月10日水曜日

旧富岡製糸場-群馬県富岡市(2013.07.06)

■旧富岡製糸場
群馬県富岡市富岡1-1
http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html
※2013.07.06撮影

当時の中心的建物で、 フランス製繰糸機械300台が設置されていた。 東西の置繭所を結ぶように建てられている。旧富岡製糸場は、良質の生糸を輸出することにより外貨獲得を目指した明治政府により、模範的な洋式製糸工場として建設された。建設にあたり、1870年(明治3年)6月に政府は外国人指導者としてフランス人技師ポール・ブリューナ(Paul Brunat 1840-1908)を雇った。 建設地の選定は、ブリューナや初代場長・尾高惇忠(おだか・あつただ 1830-1901)らがあたり、 良質の繭と水が得られることや、蒸気機関の燃料である石炭が産出することから、富岡に決定。建物の設計は、横須賀製鉄所建設のために幕府により招聘されていたフランス人技師・バスチャン(1839-1888)が行い、1871年(明治4年)3月着工、1872(明治5年)年7月には主な施設が完成し、同年10月4日に操業を開始。 その後、1893年(明治26年)9月に三井高保(1850-1922)に払い下げられ、1939年(昭和14年)に片倉工業の所有となり、1987年(昭和62年)3月に操業を停止するまで現役工場として使用され、2005年(平成17年)9月30日に富岡市に寄贈された。正門を入った右側には、創業まもない1873年(明治6年)6月の英照皇太后(1833-1897)と昭憲皇后(1849-1914)の行啓を記念して、1943年(昭和18年)に建てられた富岡製糸場行啓記念碑がある。2013年現在、世界遺産登録申請中