■伊丹市立伊丹郷町館(旧石橋家住宅)
兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-28
※2012.11.25撮影
江戸時代後期に建てられた商家。主屋の正面は、つし2階の塗り込めの軒裏と虫籠(むしこ)窓、出格子窓、正面の摺(す)り揚げ大戸の出入口装置やバッタリ床几(しょうぎ)、揚見世(あげみせ)など、建設当初の店構えを残していることから、平成13年に県指定文化財に指定。石橋家は、18世紀に猪名野神社の門前通り北少路村に移り住んで商売を始め、明治以降、紙と金物の小売業のかたわらに酒造業を始め、日用品の雑貨商を営んでいた。