2012年08月12日(日) 09:00~11:00
【松ヶ崎】 京都盆地の北端をいく!“妙・法”に護られた神仏の里へ
~磐座、滝場、峠…、聖俗の境界を歩く~
【コースルート】
地下鉄「松ヶ崎」⇒五山送り火「妙」⇒末刀岩上神社⇒桜井水⇒狐坂⇒新宮神社⇒せせらぎ通り⇒松ヶ崎廃寺跡⇒七面祠(日輪滝、月輪滝)⇒涌泉寺⇒五山送り火「法」⇒白雲稲荷神社⇒松ヶ崎大黒天⇒松ヶ崎城跡(中世城郭)⇒叡山電鉄「修学院」
■七面祠(日輪滝、月輪滝)
京都府京都市左京区松ヶ崎林山
祭 神:七面大天女
※2012.08.12撮影
建治3年9月、日蓮聖人が身延で説法をしていると、聴衆の中に美しい婦人がいた。南部実長はこの見覚えのない美女を何者であるか不審に思い尋ねた。日蓮聖人は婦人に「本体を皆さんに見せてあげなさい」と言うと、婦人は一丈あまりの竜に姿を変え、「私は七面山にすむ七面天女で身延山と法華経の護法神です」と言って七面山に去った。聖人が亡くなって16年目の永仁5年9月、日朗上人と南部実長公は七面山に登り、山頂の一の池の傍らに七面大明神をお祀りした。この後、七面大明神は法華経守護の神として広く信仰されることになる。徳川家康の側室であるお万の方が、白糸の滝で水行し、それまで女人禁制であった七面山にはじめて登詣した。この後、男女を問わず霊験新かな七面大明神信仰は盛んになった。
「實眼僧都詠歌 日輪滝 月輪滝 煩悩の垢の 夜は洗て我 不在えふ我を日輪滝 濁る世の 末かわきんに うらむ○○○月輪滝 正二位按 察使大納言有長委」とある |