京都府京都市中京区木屋町四条上ル鍋屋町220 FORUMビル5F
075-221-5004
※2009.02.02撮影
マルタさんのソロワーク『She's mine』より拝借・・・ |
木屋町の「club SAI」でのイベント「Performance Rojo + Solo Contrabass」のパフォーマンスを拝見するために京都へ。「club SAI」は以前、ちょっとしたクラブイベントで行った事があるので、到着の時間は計れるのだが、ちょっと余裕を持ってスタート日が暮れてからのイベントで、それだけで京都まで出かけるのもちょっと勿体無かったので、ちょっと宮川町に寄ってブラブラした後、目的の場所へ。先に会場まで行ってスタンバイ中のお友達にご挨拶。最初はユニット名ROJO(スペイン語で「赤」)にあわせて赤いお花ばっかりにしようと思ったんだけど、なんだか綺麗な色のお花が一杯あって、出演者お3人のイメージに合わせて(…とは言っても友人以外のお二人は初対面なんだけど^^;)自分で選んでみた。
先に夕食を済ませ、ちょうどいい時間に会場に戻って、お友達が取っておいてくれた席番のおかげで特等席で3人(マルタ・イスキエルド・ムニョス、砂山典子、渕上純子)のトリオ・パフォーマンス&船戸博史氏のコントラバスにあわせたマルタ、Sさんの即興を堪能。彼女が属してるダムタイプ自体が海外の公演が中心の為、どうしてもクラブイベントでの短いショー・パフォーマンスを観る機会しかなくて、一昨年、東京神楽坂のdie pratzeでの公演で、ようやくじっくりとソロ・ライヴを拝見する事ができたのだけど、今回はマルタさん(Dance)、純子さん(vo.)という僚友を得て、ますます迫力のある、でもちょっとコミカルで楽しいパフォーマンスを楽しませてもらいました。
競演のマルタさんは、パリで活動しているスペイン人の振付家兼ダンサー。大学の頃に憧れていたパティ・スミス似のおっとこ前なフェイスにやはり同時期に話題となったシンディ・シャーマンのセルフ・ポートレートのような肢体(笑)砂さんは「それよりもIggy Popに似てる」って言ってたけど、まぁ、とにかくカッチョええんですわ・・・今日、握手してもらった手は明日まで洗わない(笑)
もう一方の渕上純子さんは「ふちがみとふなと」というデュオのメインボーカル。ホーミーのような独特な発声の声は、2人のダンスと不思議に美しく共鳴してたが、歌手である彼女のダンスへの参加はそれがたとえ意図的であるにせよ、ちょっとお気の毒だったな・・・私ならパフォーマンスの最中に息切れで死んでいる(笑)
休憩を挟んでの船戸博史氏のコントラバス演奏との即興も圧巻だった。じっと観ていると、マルタさんのパフォーマンスは観客との接触や連携を好むように思えた。笑いもある。途中でコントラバスの音がアップテンポになり砂さんの足がアイリッシュダンスのように軽快にステップを踏み出したシーンでは思わず手拍子を叩きたくなったのだが(宝塚ならあの場面では必ず観客からの手拍子が入る)、コンテポラリーダンスではああいう場合は邪魔しちゃいけないのかな?終演後に質問すれば良かった。