2016年4月19日火曜日

【大分県】臼杵市

★臼杵市ホームページ

★「熊本県・大分県」に関しては貼り付けてある画像は自身で撮ったものではなく、全て借り物です。後で確認出来る様にしてますのでよろしくご了承下さい。


■小手川酒造
大分県臼杵市大字臼杵字浜町538



▶主屋
江戸/1865
木造2階建,瓦葺,建築面積256㎡、1棟

広い間口をもつ大規模な二階建て平入の町家で,二階の外壁を白漆喰の大壁造とする。醸造業が盛んで漆喰塗り大壁の町家が多く残る臼杵の町並のなかで,とくに規模が大きく建設年代が古い建築のひとつとしてよく知られている。

▶造蔵
江戸/1865
木造2階建,瓦葺,建築面積368㎡、1棟

主屋の北に並んで建つ蔵。道に面して妻を見せる奥行の長い大規模な蔵で,醸造場として用いられている。正面妻の2階窓の上部に水切り瓦を付け,腰を海鼠壁で飾る等の,伝統的な技法による装飾に見るべきものがある。

■野上弥生子成城の家
昭和 4(1929)年
大分県臼杵市大字臼杵70-15
木造2階建,瓦葺,建築面積74㎡、1棟
設計:森可修



臼杵生まれの作家野上弥生子が東京の成城で住んだ家を現在地に移築したもの。スペイン瓦で葺いた急勾配の屋根やモルタル仕上げの外壁等を持つ洋風の外観に昭和初期の東京における郊外住宅の特徴がよく表れている。特に円形のサンルームに特徴がある。

■山海荘主屋
江戸/1751-1829/1868-1911移築
大分県臼杵市大字臼杵70-14、30
木造平屋建,瓦葺,建築面積202㎡、1棟



臼杵城にあった御殿を明治末年に現在地に移築したと伝える。むくりの付いた入母屋屋根に庇を設け屋根を二重にする外観や側廻りを開放的な扱いとする平面構成等に,江戸時代の書院造りの系譜を引く建物としての特徴がよく表れている。

■小手川家住宅
江戸/1865頃
大分県臼杵市大字臼杵字浜町538
木造2階建,瓦葺,建築面積128㎡、1棟



酒造業を営む家の離れとして母屋と同時期に建設されたと伝える。母屋の東に隣接し,現在は東半部を住居,西半部を野上弥生子文学記念館とする。せがい軒で正面に格子を入れたこの地方によくみられる町家のひとつで,漆喰塗りの母屋と好対照の意匠を持つ。

■斉藤家住宅
明治/1887頃
大分県臼杵市大字福良字屋敷余り212
木造2階建,瓦葺,建築面積132㎡、1棟



臼杵の町の西の玄関口にあたる福良地区に建つ切妻造,2階建の町家で,1階軒廻りに小庇が付く。北側は宮の参道に面し,水切りの小庇を2段に付け意匠とした妻側及び背後に連なる高塀付きの付属屋を見せる。近年の修理工事で,弁柄塗りの表構えに再生された。

■高橋家住宅主屋
明治/1872
大分県臼杵市大字臼杵字掛町527-1
木造2階建、瓦葺、建築面積70㎡、1棟



市街地西側で,臼杵川に平行する通りに東面して建つ町家建築。地元の社寺建設を多数手掛けた東秀蔵の作品。間口7.8m,奥行8.9m規模の切妻造,平入とし,出桁造の正面には下屋庇を張り出し,格子窓を設けるなど,町並み景観の形成に寄与している。

■臼杵市立臼杵図書館
大分県臼杵市大字臼杵字祇園洲5

▶荘田平五郎記念子ども図書館
大正/1918/2003改修
木造2階建、瓦葺、建築面積197㎡、1棟



道路北側に占める敷地の南寄りに位置する。桁行17m梁間12m規模の木造2階建で、東西棟の入母屋造桟瓦葺とし、1階に庇をまわす。外壁は全面に下見板張で、東面中央に出入口を設ける。妻は漆喰塗とし、獅子口には「圖」の文字をあしらう。

▶文庫
大正/1918
土蔵造3階建、瓦葺、建築面積60㎡、1棟



子ども図書館の北側に並行して建つ。土蔵造3階建、切妻造桟瓦葺で、各階上部に水切り瓦を付ける。漆喰仕上げで、北面は各階に8ヶ所の窓を穿ち、採光を取る。南面中央に出入口を開き、鉄扉をたてる。内部も漆喰仕上げで、窓位置に合わせて書棚を配する。

■旧稲葉家別邸
大分県臼杵市大字臼杵字祇園洲6-6



▶大書院
明治/1902
木造平屋建、瓦葺、建築面積190㎡、1棟

敷地の中央に南面して建つ。入母屋造妻入桟瓦葺で、側・背面に庇をまわし、正面に大振りの入母屋造玄関を付ける。内部はトコとトコ脇を構える上ノ間と十八畳半の二ノ間を南北に並べ、南面に畳廊下、三方に縁をまわす。公的な接客空間の面影を残している。

▶御居間
明治/1902頃
木造平屋建、瓦葺、建築面積112㎡、1棟

大書院の東方に畳廊下を介して繋がる。東西棟の寄棟造桟瓦葺で、南・東・北面に庇を付ける。田の字型平面で、東北にトコと違棚を構える主室、その南に二ノ間を配し、三方に榑縁をまわす。内法上に引違明障子をたてるなど、明るく穏やかな居室空間をつくる。

▶台所
明治/1902頃/1990改修
木造2階建、瓦葺、建築面積122㎡、1棟

御居間の南に位置する。桁行8.0m梁間8.0m規模の木造2階建。南北棟の入母屋造桟瓦葺で、三方に庇をまわし、東・南面は吹き放す。壁は漆喰仕上げ。内部は南に土間、北半を床上部とし、一部畳敷の板間とする。土間東半部は吹抜け、他は根太天井である。

▶土蔵
明治/1902頃
土蔵造2階建、瓦葺、建築面積28㎡、1棟

台所の南に、東西棟で北面して建つ。切妻造桟瓦葺。基礎は切石積、壁は漆喰仕上げとする。桁行6.9m梁間4.1m規模で、中央やや西寄りに壁を設けて2室に分け、西室は2階を設ける。それぞれに出入口を設け、東の庇を深く大きくし、外観に変化を与える。

▶御門
明治/1902頃/1989改修
木造、瓦葺、間口2.7m、1棟

大書院の正面、通りに南面して建つ。間口2.7mと規模の大きい腕木門で、両脇に潜戸を設け、背面には控柱を建てる。腕木先に舟肘木を置き、軒桁を支持する。軒は一軒疎垂木。冠木と棟木間に連子を組む。旧藩主の別邸としての風格のある正面構えをつくる。

▶外塀及び東門
明治/1902頃/1990改修
塀 土塀、延長45m 門 木造、瓦葺、間口2.3m、1棟

御門潜戸脇から折れ曲がり、東西に延びる延長45mの塀で、東端に通用口である東門を構える。塀は地元産の凝灰岩を積み、土台を置き、柱を建て、壁は漆喰仕上げで外側に腰下見板を張る。東門は間口2.3m、両開板戸をたてる。伝統的な街路景観を演出する。

■可兒醤油
大分県臼杵市大字臼杵字本町218-1他



▶店舗兼主屋
明治/1877/1912-1925改修
木造2階建、瓦葺、建築面積193㎡、1棟

通りに北面する平入町家。正面6間半奥行5間半規模、切妻造桟瓦葺で、正・背面に下屋庇を設け、背面には片流屋根を直角に付設。漆喰仕上げの大壁で、2階には虫籠窓4ヶ所を開ける。1階を土間床のミセ、2階を居室とする。臼杵における大規模な商家の好例。

▶西店舗
江戸/1830-1867/1912-1925改修
木造2階建、瓦葺、建築面積78㎡、1棟

店舗兼主屋の西に隣接して建つ。正面3間半奥行6間、切妻造桟瓦葺で、正・背面に下屋庇を付ける。大壁造の漆喰仕上げで、2階に虫籠窓3ヶ所を開ける。店舗兼主屋と同じ正面構えで伝統的な街路景観を形成するが、棟高や軒まわり、窓の大きさに違いを見せる。

■宝篋印塔
鎌倉後期/1275-1332
大分県臼杵市大字深田字木原929の2番地
石造宝篋印塔、1基



■九重塔
鎌倉前期/1267
大分県臼杵市野津町大字王子字中馬場3089番地
石造九重塔(相輪を欠く)、起立文永四年大歳丁卯卯月八日の刻銘がある、1基



■日本カトリック教団 カトリック臼杵教会
昭和初期
大分県臼杵市大字臼杵75-11



■日本基督教団 臼杵教会
昭和初期
大分県臼杵市大字海添41-1