■大阪松竹座
大正12(1923)年
大阪府大阪市中央区道頓堀1-9-19
06-6214-2211
※2011.10.08撮影
大阪松竹座(おおさかしょうちくざ)は、大阪府大阪市中央区道頓堀一丁目にある日本の劇場である。松竹が経営する。なおこの劇場は、劇場街・道頓堀を表す「道頓堀五座」(浪花座、中座、角座、朝日座、弁天座)には含まれない。テラコッタを使用したネオルネッサンス様式の正面大玄関の特徴あるアーチを持つ劇場建築は大正12(1923)年に竣工する。イタリア・ミラノのスカラ座をモデルに、大林組の設計技師・木村得三郎が設計した日本初の鉄骨・鉄筋コンクリートの映画館であり、大阪初の洋式劇場として、同年5月17日に開場した。第二次世界大戦後は渋谷パンテオン/丸の内ルーブル系列の映画館として、『タワーリング・インフェルノ』『ジョーズ』『E.T.』『ボディガード』など数多くのヒット作や大作を上映。また2階には松竹芸能の本社事務所がテナントで入っていた。平成6(1994)年5月8日に映画館としての役割を終え、劇場へ改装するため閉館。平成9(1997)年2月に、外観を残しつつ最新設備を備えた劇場として新築開場。松竹制作の歌舞伎・新劇・松竹新喜劇を中心に、ミュージカル、コンサート等も開催されている。